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日和暮らし

<伊豆の家>の平面構成を振り返る

<福生の家>の平面構成を考える際、
2年ほど前に竣工した<伊豆の家>のことを思い出しました。
→<伊豆の家>の詳細はコチラ

この住宅は、
・300坪の敷地にくまなく存在する植物との共生、
・相模灘への眺望、
・そして既存住宅の記憶の継承、
などをテーマに計画しました。
03伊豆_回遊
居室をまとめたコンパクトなボリューム(うすグレーの部分)の周囲に、
キッチンや浴室等の水まわり、玄関、WC等のサービスのボリューム(濃いグレー)を
所々に配置しています。
中央部の収納コアの周囲に、こちらでも回遊性をもたせました。
04伊豆_居室からの視線
上図は、リビングや和室など居室からの視線を表現しています。
居室からは、サービス空間の合間に比較的大きな開口が設けられ、
海や、背後の竹林等への眺望を確保しています。
いうなれば、大きな環境を捉えています。
05伊豆_サービスからの視線
こちらの図は、キッチンや洗面所、浴室など、サービス空間からの眺望を示します。
ここでの多方向への視線は、お施主さんが長年育てた庭の植物達へと注がれ、
(それぞれにキャラクターがあるそうです)
身近で小さな環境を捉えたものと位置づけています。

結果的に気づいたのは、
住宅密集地に建つ<福生の家>と、別荘地に建つ<伊豆の家>との間で、
回遊性をもつ同心円的平面構成をもちながらも、
その意味合いの違いが見えてきたことです。

<福生の家>では、限られた住戸内部で、
距離感・ワンルーム的なつながり感を出すことが重視され、
<伊豆の家>では、周囲の環境に対して、
全方位的に向かい、開放していくとことが重視されました。

改めて、立地環境の違いによる、
<建ち方>の違いを再認識することができました。

<福生の家>の平面構成

だいぶ更新が滞りました。
この間、改めて<福生の家>の平面構成について振り返ってみました。
各階平面を簡略化したのが、下の図です。



<2階の構成>
上図の2階プランでは、以前にも記述した通り、
中央部の収納コアの周りを回遊できるものにしています。

<1階の構成>
一方、1階プランでは、
中央部に各室へアクセスするためのランドリーホールを、
可能な限り広く確保しました。

結果的に、例えるならば、、、
2階はカレーパン(中がつまって、まわりはスカスカ)、
1階はドーナツ(中がスカスカ、まわりはみっちり)
というような、
上下階で、平面構成が反転している様子がみえてきました。