fc2ブログ
 

日和暮らし

工事順調に進んでいます!

すっかり前回から時間があいてしまいました・・・。
地鎮祭を無事終えた現場の方は、無事順調に進んでいます!
地縄検査(*1)に立ち会い、9月に入って基礎工事の配筋検査も行いました。

ブログ用配筋検査

配筋検査では、「瑕疵担保保証」の検査も同時に行われました。
最近はじまったばかりの制度ですが、とても細かいチェックが入りました。
ベース部分のかぶり厚60ミリの確保等・・・・・。

基礎工事が終了したら、いよいよ木工事です!
工事は、施主、設計者、施工者、三身一体で進んで行くので、
今までに引き続きコミュニケーションを保っていきたいと思います!

上棟の様子は、上棟式の様子と合わせて次回、ご報告します。


*1地縄検査: 敷地のどの位置に建物を建てるか等を確認することで、
   法的規制に合致するよう、又計画通りに建物が出来上がるよう
    建物の位置に問題が無いかチェックします。

福生の家 地鎮祭!

コンペ案からスタートして9ヶ月、
いよいよ福生の家の地鎮祭が行われた。

地鎮祭(じちんさい)とは、建築工事を始める前に行う、
その土地の神(氏神)を鎮め、
土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式である。
一般には、四隅に青竹を立て、その間を縄で囲って祭場とし、
施主、建築業者及び設計監理者の参列の上行います。
祭場の中には木の台を並べ、
その中央に神籬(ひもろぎ)を立てて祭壇となし、
酒・水・米・塩・野菜・魚等の供え物を供えます。

施主は、「この地に無事自分たちの家が建てられますように」と、
施工業者は「怪我のないよう安全に施工出来ますように」と、
祈願する。

設計者として、この日を迎えられる喜びは大きい。
コンペ案から二転三転しながら決まったプラン、
金額調整しながらの工務店選定・・・。
一筋縄にいかないのが通常であるため、
地鎮祭を迎えることが一つの区切りとなる。
設計者としての肩の荷が少し降り、
監理者の立ち場からの目線になる瞬間ともいえる。

現在、真夏日の8月。
肌寒くなる12月の上旬には竣工する予定である。
どうぞ無事、素晴しい家づくりが完成しますように!



地鎮祭

~伊豆の家~二年の歳月

この夏のお盆休みを利用して、二年前に竣工した「伊豆の家」に行ってきました。
心豊かな施主のはからいで、週末住宅に二泊させていただく事になったのです。

設計者として、新築時からの経年変化、そして家の使い勝手さえも確認出来るなんて感無量!
そうそう経験出来る事ではありません。
(Iさんご夫婦、本当にありがとうございました。)

さて、現地についてまず目にしたこの家のファサード。
といっても、敷地が道路よりも随分高いため、
平屋のこの家の頭のほんの少ししか確認する事が出来ません。
・・・このちらっと見える風景が、当初からの狙い通り、
「別荘」であるための特別なシチュエーションとなっています。

外壁には、セランガンバツ材という天然木を貼っています。
竣工当時は濃い目の茶色でしたが、二年経った現在は銀色に変色していました。
これは、腐ってしまったわけではなく、経年変化でこのように色が落ちてくるという
この材種の特徴です。
ちなみにこの外壁の木は腐りにくく、お台場のデッキなんかでもよく使われているものです。

izu_gaikan.jpg

庭には、様々な樹木、花々が咲いていました。
この別荘は、この自然達と共存する家です。
計画段階で、この庭の草花は出来る限り残したい、という施主の強い要望があったため、
私たちの提案は、「最低限の機能のある母屋の周囲に、樹木を避ける場所に水廻りを配置する」
といったものでした。
ですから、この家には一般的な「庭」という概念はありません。
母屋の周囲に設置された台所、浴室、洗面スペースの四方から自然を眺める事が出来るため、
建物の中にいても自然の中に立っているような感覚になるのです。
竣工当時より随分草木が生長していました。
随分マメに通われている様子がうかがわれ、嬉しくなりました。

浴室からの眺めは、竹林です。
隣地から離れているため、昼間でもブラインドなしで入浴していました。
この地域は、契約すると天然温泉を引込むことができる場所なので、
自宅にて温泉に入れるのです!!
ちなみにこの浴室は4畳の広さもあり、
天然石+檜がメインで、身体に優しい仕上がりになっています。

izu_yokushitsu.jpg

「いい佇まい」という言葉がありますね。
今回、そんな言葉を思い出した二泊でした。
新築時よりずっとずっと美しくなっていた家の背景には、
愛情溢れる施主の手入れと、住まい方があり、
改めて、感謝せずにはいられませんでした。
本当にありがとうございました。
そして・・・又行かせてくださいね!

→<伊豆の家>竣工当時の詳細はコチラからご覧ください