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日和暮らし

~伊豆の家~二年の歳月

この夏のお盆休みを利用して、二年前に竣工した「伊豆の家」に行ってきました。
心豊かな施主のはからいで、週末住宅に二泊させていただく事になったのです。

設計者として、新築時からの経年変化、そして家の使い勝手さえも確認出来るなんて感無量!
そうそう経験出来る事ではありません。
(Iさんご夫婦、本当にありがとうございました。)

さて、現地についてまず目にしたこの家のファサード。
といっても、敷地が道路よりも随分高いため、
平屋のこの家の頭のほんの少ししか確認する事が出来ません。
・・・このちらっと見える風景が、当初からの狙い通り、
「別荘」であるための特別なシチュエーションとなっています。

外壁には、セランガンバツ材という天然木を貼っています。
竣工当時は濃い目の茶色でしたが、二年経った現在は銀色に変色していました。
これは、腐ってしまったわけではなく、経年変化でこのように色が落ちてくるという
この材種の特徴です。
ちなみにこの外壁の木は腐りにくく、お台場のデッキなんかでもよく使われているものです。

izu_gaikan.jpg

庭には、様々な樹木、花々が咲いていました。
この別荘は、この自然達と共存する家です。
計画段階で、この庭の草花は出来る限り残したい、という施主の強い要望があったため、
私たちの提案は、「最低限の機能のある母屋の周囲に、樹木を避ける場所に水廻りを配置する」
といったものでした。
ですから、この家には一般的な「庭」という概念はありません。
母屋の周囲に設置された台所、浴室、洗面スペースの四方から自然を眺める事が出来るため、
建物の中にいても自然の中に立っているような感覚になるのです。
竣工当時より随分草木が生長していました。
随分マメに通われている様子がうかがわれ、嬉しくなりました。

浴室からの眺めは、竹林です。
隣地から離れているため、昼間でもブラインドなしで入浴していました。
この地域は、契約すると天然温泉を引込むことができる場所なので、
自宅にて温泉に入れるのです!!
ちなみにこの浴室は4畳の広さもあり、
天然石+檜がメインで、身体に優しい仕上がりになっています。

izu_yokushitsu.jpg

「いい佇まい」という言葉がありますね。
今回、そんな言葉を思い出した二泊でした。
新築時よりずっとずっと美しくなっていた家の背景には、
愛情溢れる施主の手入れと、住まい方があり、
改めて、感謝せずにはいられませんでした。
本当にありがとうございました。
そして・・・又行かせてくださいね!

→<伊豆の家>竣工当時の詳細はコチラからご覧ください