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日和暮らし

タテの回遊性

またまた<福生の家>の工事中の写真を交えて、
その特徴についてご紹介します。

今回は、1階に設置した「洗面ホール」に関することです。
<福生の家>では、密集した周辺環境を考慮し、
家族の生活の場である「リビング」や「玄関」を2階に配置しました。

そうすると、当然ながら「寝室」等のプライベートな諸室は
1階に配置することになります。
このようなケースの場合、往々にして、
1階は「狭い廊下」と「個室」で構成される、
何とも息苦しい空間になりがちです。
今回、実際の面積と比較して、
狭さを感じさせない工夫の一つが、
1階の諸室へのアクセスホールとなる「洗面ホール」です。

1階は、家族のみのプライベートなゾーンと割り切り、
諸室をつなぐ「廊下」を「ホール」的な空間へと拡張しました。

senmen01.jpg
この写真は、1階出入口から「洗面ホール」を見たところ。
左側には「寝室」が2部屋、右側は「浴室」「WC」「階段」です。
この後、中央部壁際には、長い洗面カウンターと、家族の収納スペースが
設置されていきます。

senmen02.jpg
この写真は、「洗面ホール」から出入口を見たところ。
左手奥のガラス戸は「浴室」です。

kaidan01.jpg
こちらは、「階段」から2階へ向かう部分です。
外壁よりに設置されたため、脇に横長スリット状の
開口部を設けることができました。

deck01.jpg
こちらは、外部のデッキの一部です。
2階デッキへアプローチする階段の途中に、
踊り場を拡張したスペースを設け、
ここを「物干デッキ」と位置づけました。
ここは「洗面ホール」から1階出入口経由で、
人目につかず、簡単にアクセスできます。

この住宅には「回遊性」というテーマが設けられています。
2階フロアの「収納コア」を中心としたワンルーム化が
分かりやすい一例なのですが、
この「物干デッキ」の家事動線をはじめ、
外部のデッキを活かした、
『タテ方向の回遊性』こそ、
この住宅ならではの大きな特徴なのです。


***<福生の家>12月5日(土)オープンハウス開催!***
見学をご希望の方は、こちらまでご連絡ください。
info@space-33.com
詳細は、11月19日のブログ記事をご参照ください。

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